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職場ハラスメントの分類
ハラスメントとは、「相手に迷惑をかけること=嫌がらせ」の意味であり、職場でのハラスメントには、一般的に次の3つがあります。
ハラスメントの種類 |
提唱者 |
定 義 |
セクシャル・ハラスメント
(セクハラ) |
― |
時・場所・相手をわきまえずに、相手を不愉快にさせる
性的な言動
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パワー・
ハラスメント
(パワハラ) |
岡田康子氏 |
職権などのパワーを背景にして、本来の業務の範囲を超えて、
継続的に人格と尊厳を侵害する言動を行い、
就業者の働く関係を
悪化させ、あるいは雇用不安を与えること |
モラル・ハラスメント
(モラハラ) |
マリー=フランス・
イルゴイエンヌ |
<狭義>加害者の自己愛的な性格要因から、言葉・態度・文書により、静かに・じわじわと・陰湿に繰り替えされる精神的嫌がらせ・迷惑行為 |
| <広義>道徳的(モラル上)許されない、他者に迷惑をかける行為・嫌がらせ全般 |
これらの「○○○・ハラスメント」という言葉は、どれも比較的新しく、その提唱者・定義・使い方がまちまちです。とくに、モラル・ハラスメントとパワー・ハラスメントの提唱者は別々であり、モラル・ハラスメントにはパワー・ハラスメントの概念が、パワー・ハラスメントにはモラル・ハラスメントの概念が含まれてしまっており、この両者が混同されているのが現状です。
そこで、私なりに整理すると、次のように分類できると思います。

まずは、モラル・ハラスメントを狭義のものとして捉えた場合ですが、パワハラが役職などの「力関係」によるハラスメントを総称しているのに対し、モラハラは「独特の個性」を持つ上司・同僚などによって「陰湿に」行われるハラスメントを意味します。
しかし、パワハラとモラハラは、まったく別のものであるというものではなく、この二つが重なったのが、上の図のCの部分、例えば、「独特の個性を持つ」上司からのハラスメント行為は、パワハラでもあり、モラハラともいえるのです。
同様に考えると、セクハラも、職場の「力関係」によって行われる場合、パワハラにもなります。これが、Bの部分です。また、独特の個性によって引き起こされる場合には、モラハラにもなります。これが「A」の部分です。
上の図で言えば、「独特の個性を持つ、上司からの、性的な嫌がらせ」という3種類のハラスメントの要素を全て含んでいれば、「S」の部分に相当します。最悪ですが、実際、女性でこの「S」の被害を受けられている方は、決して少なくありません。
次に、モラル・ハラスメントを広義のものとして捉えた場合です。

この場合、モラル・ハラスメントは「道徳的に考えて、相手に迷惑をかける行為全般」になりますので、セクハラ・パワハラ・狭義のモラハラだけでなく、モンスターペアレントやモンスターカスタマー、いじめといったものも、全て該当するようになります。
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